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執筆者の写真くろがね庭園 Tomoaki Takamatsu

私の活動、NPO法人VIVERO

更新日:2023年8月7日


・・・NPO法人VIVEROの、『石、積んじゃう講習』・・・


  今月、7月の『石、積んじゃう講習』の開催に向けて。



私たちのすることは全て、『より良い環境をつくる』という信念で

行っています。


さまざまな考え方や『やり続ける』ことに『価値がある』と信じています。


私たちの『より良い環境』をつくる方法は、

古くからある素晴らしい技術・考え、そして教えを姿かたちに現し

現代に合う新たな使い方・見せ方を誰でも簡単に取り入れられるものに

変えて、これからの『明るい未来のため』に『継承する』ことです。


こうして活動の一つである、

ポップに石積みしようぜ!『石、積んじゃう講習』が出来ました。


私たちは、これが未来を変えらえると信じています。



・・・私の活動・・・


私は、NPO法人VIVEROのメンバーとして『石、積んじゃう講習』活動で

伝えたいことがあります。

これは、『ものづくり』にも当てはまります。


『人の想像力は無限大』であると私は考えています。

考えや考え方は人それぞれなので、これが良い・悪いなどは全てその人次第です。


私は普段、ランドスケープデザイナーとして仕事をしています。

どうしたら制作者(作り手・デザイナー等、)は『良いもの』ができるのか? 

作り手であれば、誰しもが『良いもの』をつくりたいと考えていると思います。

そして、多くの人が『良いもの』が欲しいと望んでいると思います。

このことは、当たり前のことに感じますよね。


では、『良いもの』とは何でしょう??


私は、この『良いもの』の正体は?何なのか?を考えました。

実際に考えてみたら自分は、わかっていたようでわかりませんでした。

ただし、『良いもの』は人によって違うとは感じます。

例えば、多くの人が『良いもの』でも私には違う。

私には『良いもの』でも他の人には違う。

なので、『良いもの』は人によって違う。これは当たり前のことですね。

これでは(当たり前じゃん!では、)答えにはなりません。


これは、一体何なのか?


いくら頭の中で考えていてもなかなか出てきません。

何かないのか?何処かにヒントは無いかと探しました。


私は、ある芸術家の言葉から これだ! というものに出会いました。

それは、フランスの画家『ポール・セザンヌ』の残した言葉です。


・『感情が伴わない作品は、芸術ではない』


・『自然に基づいて絵画を描くことは、対称を写生することではなく

  自分の感動を現実化することである』


セザンヌの絵画が好き嫌いは別として、

彼が描いた作品は現在『良いもの』となっています。

では何故?『良いもの』なのか?


セザンヌ自身が自分の絵に感情を入れ、自身の感動をキャンバスへ

実際に示し描いたから『良いもの』となり、、そして、

そのセザンヌの『良いもの』を見た人が共感する。

共感することで、見た人にも『良いもの』となる。

この共感とは、見た人の感情・感動です。


『良いもの』の正体は、人の感情や感動である。


最初から、『良いもの』があるわけではなく、

自身の感情や感動を表現し形に現して出来るものであり

物や事として、何処かに存在しているものでは無いということです。

世の中には、古くからあるものや新しいものが『良いもの』として沢山あります。

それらを時代も関係なく『良いもの』と感じるのは、自分自身がそのものに

共感して、そのものに、心を動かされているからです。

共感すると心を動かされているは、言い換えれば『好き、好きになる』という事では

ないでしょうか。

恋愛感情に近いものだと思います。


『良いもの』とは、自身が『好きなもの』なのです。


それから、セザンヌは、こうも言っています。(上記)


・『.......、対称を写生することではなく自分の感動を現実化すること.....』


これは、ただ単に、見た・見えたものをそのままを描く事ではない

対称物が誰から見ても同じリンゴでも、自身の感情や感動を入れることで

違うリンゴに変えることができる。


私にセザンヌが語ったことは、


『あのね、ものづくりはさ、何事も他の真似をしただけじゃ伝わらないよ〜

まず自分に向き合ってだね、そして行動に移してさ〜、実現させろよ!

だからさ〜 それが結果としてね、

多くの人の『良いもの=好きなもの』になって、その後も続いていくんだぜ!』


と聞こえました。


セザンヌは、リンゴをキャンバスに自身の物語(感情・感動)として

描きました。


『石、積んじゃう講習』では、石を扱います。

ここで皆さんが行うことは、

石を使って自身の物語(感情・感動)を空間に描くことです。

自身の物語が描ければ、必ず『良いもの』になります。

これは、確実に間違いはありません。

この先、何処ででもこの事をすれば良いのです。


セザンヌのような芸術家達や一部の人達だけが、特別に出来ることではありません。

感情や感動は、誰でも持って生まれています。

人間であるかぎり誰でも出来ることです。

何事でも同じです。

もし万が一、違いがあるとすれば やったか、やらなかっただけです。

私は、これを信じています。



私たち(NPO法人VIVERO)は、活動が『良いもの』として多くの人に感じて頂ける

ように『かたちにする』ことを続けていきます。

これが、『より良い環境』を築くと信じています。


これからも、引き続きよろしくお願いいたします!


Pues, ¡Vamos a empezar!



くろがね庭園

(有限会社グランツ)

髙松智明

NPO法人VIVERO 副代表理事

 


NPO法人VIVEROでは、「石、積んじゃう講習」と題して、プロ向けの石積み講習会を定期開催しています。(学生見学無料)デザイナーさん向けの石積概論・ビギナー向けの見学も行なっていますので、お気軽にご参加ください。


ぜひ一緒に!ポップに!文化継承しましょう🔥


当ブログでは、石積・デザイン・安全教育など…

NPOのメンバーが得意分野を活かして造園情報を発信しています。








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